中途採用の面談で何を聞くべきか?
そして“聞いてはいけないこと”は何か?
最近、企業から「無意識にNG質問をしてしまいそうで不安」という相談が増えています。
面談はラフな空気になりやすく、つい自然な流れで聞いてしまうことも…。
でも実は、
「親は何しているの?」「結婚してる?」「子どもの予定は?」
これらはすべて“NG質問”。
場合によっては法律的にアウトになります。
この記事では、
- 面談で絶対に聞いてはいけない質問
- その理由
- OKな聞き方への変換方法
- 良い面談をつくるコツ
をまとめて解説します。
目次
面談で「聞いてはいけない質問」が増えている理由
最近は求職者側の法知識も上がり、
“聞かれてはいけない質問”への感度が非常に高まっています。
- SNSでの問題共有
- 採用ハラスメント(採ハラ)の普及
- 企業コンプライアンス強化
- 法務チェックの厳格化
そのため、
「知らなかった」では済まされない時代に変わってきました。
面談でNGとなる質問一覧(法律的にアウト)
厚生労働省が定める「就職差別につながる恐れのある質問」をベースに、
面談で絶対に聞いてはいけない項目を整理しました
●家族構成
例:
- ご両親は何をしているの?」
- 「兄弟は?」
- 「親の職業は?」
●結婚・恋愛・家庭事情
例:
- 「結婚していますか?」
- 「お子さんはいますか?」
- 「出産の予定は?」
- 「彼氏(彼女)は?」
●国籍・出身地・ルーツ
例:
- 「どこの出身?」(特に深掘りNG)
- 「国籍は?」
- 「帰化している?」
●宗教
例:
- 「どんな宗教ですか?」
- 「宗教上の理由でできないことは?」
●生活や個人的習慣
例:
- 「お酒飲む?タバコ吸う?」
(業務に直結しなければNG)
●健康状態(不必要な場合)
例:
- 「病気の経験あります?」
- 「鬱になったことある?」
●資産・住居
例:
- 「持ち家?賃貸?」
- 「親と同居ですか?」
グレーゾーンになりやすい質問と注意点
面談でつい聞いてしまいがちな“雑談質問”は要注意。
●「通勤時間どのくらい?」
→業務上必要ならOK。
→ただし「どこに住んでるの?」はNG。
●「家族の理解は得られていますか?」
→転勤・夜勤がある場合はOK(業務関連の範囲で)。
→ただの興味で聞くのはNG。
●「前の会社、なんで辞めたの?」
→言い方次第。
❌詰問形式
⭕️「キャリアの方向性を教えてください」
採用ウィザード流:OK質問への“聞き換えテクニック”
NG質問は、「聞きたい背景」を丁寧に言い換えればOKです。
❌聞いてはいけない
「結婚していますか?」
→
⭕️正しい聞き方
勤務シフトや時間帯について、無理のない範囲を教えてください」
❌聞いてはいけない
「子どもいますか?」
→
⭕️正しい聞き方
「フルタイム勤務で難しい時間帯などがあれば教えてください」
❌聞いてはいけない
「どこに住んでるの?」
→
⭕️正しい聞き方
「通勤負担が大きくならないよう、希望の通勤方法を伺えますか?」
❌聞いてはいけない
「健康状態は?」
→
⭕️正しい聞き方
「業務で配慮が必要なことがあれば、事前に共有いただけると助かります」
良い面談をつくるための姿勢・進め方
NG質問を避けるだけでは不十分。
求職者が安心して話せる“場づくり”が大切です。
●目的を説明してスタート
「今日はお互いを知る時間にしたいと思っています」
●アイスブレイクは“仕事関連”に寄せる
- 応募理由
- 職種選択の背景
- 好きな分野や得意な業務
●質問は“業務と関係あるか”で判断
→関係なければ聞かない。これだけで面談の質が上がる。
●否定しない、詰めない
求職者は面談の“トーン”で企業の雰囲気を感じ取ります。
●最後に“企業からの魅力発信”を入れる
面談は見極めだけでなく“惹きつけ”の場。
まとめ
面談は、企業と求職者の信頼関係をつくる最初のステップ。
だからこそ、
「聞いてはいけない質問を避ける」=企業の誠実さにも直結します。
NG質問を理解することで、
- トラブルを防げる
- 求職者からの信頼が高まる
- 面談の質が安定する
- 入社後のミスマッチも少なくなる
採用は“安心して話せる場”をつくることから始まります。

